厚生労働省から、都道府県別年齢調整死亡率が発表されています。これは人口動態統計をもとに、5年ごとに発表されている特殊報告です。
厚生労働省・人口動態統計特殊報告
都道府県別にみた死亡の状況 -平成22年都道府県別年齢調整死亡率-(業務・加工統計)
こちらも若干探しにくいので、ここにブックマークしておきます。
男女ともに長野県が最も死亡率が低く、10万人当たり男性477.3、女性248.8。最も高いのが青森県で男性662.4、女性304.3。青森県はまたも最高死亡率の汚名を返上できず。
男性では青森県は長野県の1.4倍死亡率が高いという結果でした。
両県ではどのように報道されたのでしょうか?まずは喜びの声から。
信濃毎日新聞
年齢調整死亡率、県内男女とも全国最低 厚労省発表
「信州は男女とも全国トップの健康水準―。」とのことでした。最低死亡率を、「高い健康水準」と表現しています。
対する青森県。
東奥日報
本県の死亡率 男女ともワースト
「主な死因別でも男性は悪性新生物(がん)や心疾患、糖尿病など5項目、女性もがんで全国ワーストとなるなど、改善に向けた継続的な対策が求められそうだ。」と、早くも対策を求められることにおびえているかのようです。
死亡率に振り回されている現実が浮き彫りになっているようです・・・。