投稿が久しぶりになってしまいました・・・諸事情により。ちょっと忙しくなっているだけですが。
忙しいと次々ネタも溢れてくるのが不思議です。最近のBMJから、ちょっと驚いたので。
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Robb E, Jarman B, Suntharalingam G, Higgens C, Tennant R, Elcock K. Using care bundles to reduce in-hospital mortality: quantitative survey. BMJ. 2010 Mar 31;340:c1234. doi: 10.1136/bmj.c1234. PubMed PMID: 20360220.
■急性期病院で
■「ケアバンドル」を導入すると
■導入前と比べて
■院内死亡率が減少するか
■前後比較研究
結果
North West London Hospirals NHSトラスト(背景人口50万人)
8つのケアバンドルを導入(CVカテーテル、下痢嘔吐、脳卒中、人工呼吸器関連肺炎、MRSA感染、心不全、創感染、COPD)
導入前の2006-2007年と導入後の2007-2008年について、13標的診断のSMR(standardised mortality ratio)、43非標的診断のSMR、56診断のHSMR(hospital sdandardised mortality ratio)を比較した。
HSMRは89.6から71.1へ減少し、Englandで最も低い死亡率だった。トラスト内で255人死亡が減少した計算となる。
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考察でも述べられていますが、ホーソン効果の可能性もありますが、ケアバンドルを導入後に院内死亡者数が急激に低下したことは確かのようです。
院内死亡率を激減させた、ケアバンドルとは一体どんなものでしょうか。ちょっと調べてみました。
つづく