日本プライマリ・ケア連合学会

 

  合併した連合学会の理事会が開催され、副理事長が選出されたようです。理事でもある山本さんのブログ「地域こそが最先端!!札幌医科大学地域医療総合医学講座のブログ」で情報提供されています。(いつも貴重な情報提供ありがとうございます。)

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日本プライマリ・ケア連合学会

  3月7日、東京の医師会館で開催されたプライマリ・ケア連合学会の理事会に参加した。初代理事長の前沢氏より就任に当たっての挨拶があった。代議員制について討議する中で地区によって支部組織の会費の有無・運営の仕方について差があることがわかった。今後、統一する方向で努力することが了承された。

  副理事長に山田隆司氏、小泉俊三氏、石橋幸滋氏の三名が選出された。山田氏「若手の意見を反映させ、専門医認定制度を充実させたい。」小泉氏「若い世代のための礎を作りたい。ジェネラルな取り組みをしているが、なかでも病院総合医のことが比重として高い。」石橋氏「現場の開業医や他職種の連携を通じて、医療を改革してゆきたい。プライマリ・ケアの必要性を社会に認知されるように努力したい。」と決意を披露された。

  医師会員の年会費は15,000円と決まった(全職種共通会費は10,000円、学生2,000円)。専門医認定医の試験日と会場についてはもう少し時間をかけて決定することになった。内科や外科といった大きな専門性として申請する方向で話が進んだ。各種委員会・部会についてのあり方が活発に討議された。理事会を重ねるにつれ各学会の不協和音が薄れてきて段々と一体感が出てきているという印象を思った。(山本和利)

(2010年3月8日 地域こそが最先端!!)
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合併だからこそ透明性が重要

  まだ正式発足していない学会ですが、旧学会の多くの会員が伺い知ることのできないところで非公開のまま進められています。(山本さんのブログという情報源は貴重です・・・。)

  透明性は重要ではないでしょうか。学会が発足していませんが、既存の学会のウェブサイトを通じた情報提供など、早急な対応を期待したいところです。

  しかし、「内科や外科といった大きな専門性として申請する方向」というのは、まさに新学会としての大きな役割となるでしょう。今後の展開に期待します。



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