もうひとつreviewを見てみました。
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Acta Oncol. 2001;40(2-3):309-26.
A systematic overview of chemotherapy effects in gastric cancer.
Janunger KG, Hafström L, Nygren P, Glimelius B; SBU-group. Swedish Council of Technology Assessment in Health Care.
・緩和ケアに比べて化学療法により統計学的に有意な生存期間延長がみられているが、少数の研究である。生存期間延長は中央値で3~9か月である。
・化学療法のQOLに与える影響についての研究は、ほんのわずかしかない。約50%に腫瘍関連症状緩和がみられ、QOL改善につながっていると考えられる。
・質で調整した生存期間の中央値は化学療法により6か月(対照2か月)になるという研究がある。
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QOLに関する研究は少ないという記載があり、同じ論文が引用されています。前回のメタ分析では質が低いため採用されていませんでしたが、質の高い研究は探しても見つからなさそうです。この論文を読んでみたいと思います。