国立国語研究所「病院の言葉」委員会の「病院の言葉」を分かりやすくする提案(中間報告)が公開されています。たいへん興味深い結果です。
プライマリーケアは認知度が29.6%、EBMは8.7%でした。
プライマリーケアの項では、「ふだんから近くにいて,どんな病気でもすぐに診てくれ,いつでも相談に乗ってくれる医師による医療」となっています。
「概念の普及のための言葉遣い」
「プライマリーケア」という言葉の認知度は29.6%と非常に低い。「プライマリー」という外来語の意味も一般の人には分かりにくいので,普及のためには,端的な言い換えや言い添えの必要性が高い。
日本プライマリ・ケア学会は関連学会との合併を検討されていますが、学会名称はわかりやすい言葉のほうがよいのかもしれません。
生検、頓服、ショックなど、用語には気をつけたいです。待合室にぜひ常備したい一冊です。