銚子市立病院廃院、そして地域医療崩落

 

千葉・銚子、市立病院廃止へ
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3930074.html

千葉県銚子市が市立の総合病院を廃止するとしていた問題で、銚子市議会は22日条例案を13対12の賛成多数で可決し、公立病院が廃院となることが決定的となりました。


患者の受け皿 周辺病院「パンク寸前」も
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20080822-OYT8T00009.htm

 市立総合病院の救急患者受け入れは、7月8日に停止した。入院対応が可能な2次救急の負担は、市内では主に島田総合病院に集中した。市消防本部によると、07年の救急搬送2449件のうち、市立総合は3割弱の706件。これを島田総合(665件)などが引き受ける形だ。
 市医師会の間山春樹会長は「島田総合の医師がかなり疲れている。旭市国保旭中央病院も受け皿になるが、あそこはすでにパンク寸前だ」と指摘する。

 間山会長は「みんなで協力しないと、どこもかしこも共倒れになってしまう」と危機感を募らせる。

 旭中央は来年4月の研修医採用から、地域医療コースを4人に倍増し、近隣の公立病院への派遣を強化する。決して十分とは言えないが、自ら手を打たなければ、地域全体の医療が崩壊する恐れがあるからだ。


 ついに地域医療崩落の足音が聞こえてきました。周辺医療機関への緊急支援が必要と思われます。千葉の厳しい地域医療事情は解決されないのでしょうか。

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