寛容さを失った都会

 

 WEDGE 8月号のTop Runnerに神島診療所の奥野正孝さんが登場しています。
http://www.wedge.co.jp/
 
 今、都会では、お金を払えばスピーディで高度なサービスがマニュアル的に受けられる、それが医療だという雰囲気ができてしまっている。
 「今の世の中は寛容さを失ってきているから、ものを覚えるのに時間がかかることや、ドジすることが許されない。医者だけではありません。誰でも、最初から一人前でなければあかんと言われてしまう。それで、本来時間がかかることを、短い時間でできるようにしようとするから、マニュアル社会になるんでしょう」


 マニュアル医療、思い当たるところがあります。アメリカ追従型の社会構造から脱却し、人と人とのつながりを基盤にした古き良き時代の日本の社会、そして日本の医療を取り戻していきたいものですね。
 リニューアルしたWEDGE、ぜひご一読を。

Community Medicine Toolbox, Copyright © 2003, 2007-2019 地域医療ジャーナル