「地域医療を育てる会」では6回の講座「夢プロ」を開催し、住民・医療・行政が共に地域医療を考える活動を行っていました。その成果がまとめられていました。
2007年8月~2008年3月、「夢と希望を創る地域医療プロジェクト」(通称「夢プロ」)を開催し、私たち住民・医療・行政が地域の皆さんに伝えていきたいことを「7つの約束」に、自分が心がけて実行していきたいことを「6つのマイチャレンジ」にそれぞれまとめました。
7つの約束
- 地域医療は、医療者、地域、行政議員が一緒に作るもの
- 医療者と住民の意識のギャップをうめよう
- 健康は人任せではなく自分で守るもの
- 医療、福祉、健康づくりが一体であることを理解しよう
- お互いが支え合って地域の安心をつくっていく
- 医療とともに、健康づくりに必要な人員や財源を確保しよう
- 医療機関のネットワークづくりを進めよう
6つのマイチャレンジ
- 自分の体や健康について良く知ろう
- 食生活に気を付け運動をしよう
- かかりつけ医をもとう
- 休日夜間には本当に必要な時だけ医療を受けよう
- 医療者の立場を考えて、敬意を示そう
- 家族や地域が健康であり続けられる行動をしよう
- 一歩踏み出す勇気!一緒に考え行動する仲間を作ろう
この地域医療日誌では、地域医療とは「医療人・住民・行政が三位一体となり、地域の限られた医療資源を最大限有効に活用し、継続的に包括的な医療を展開するプロセス」(上五島地域医療ワークショップ、1981)であると考えています。
「地域医療は、医療者、地域、行政議員が一緒に作るもの」とありますが、まさに「三位一体」とはどれも欠かしてはならない、地域医療の重要なポイントなのかもしれません。