ビールなどのアルコール飲料が痛風発症に関係があることはよく知られていますが、ジュースに含まれるフルクトースが痛風発症の原因になっているのではないか、という研究がBMJオンラインに発表されています。
BMJ, doi:10.1136/bmj.39449.819271.BE (published 31 January 2008). Soft drinks, fructose consumption, and the risk of gout in men: prospective cohort study. Hyon K Choi, Gary Curhan
http://www.bmj.com/cgi/content/full/bmj.39449.819271.BEv1
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18244959
- 医療従事者の男性(46393名)に対して
- ジュース摂取量は
- 痛風発症の予後因子となるか
- 予後、コホート研究
結果
ジュース摂取量では多変量解析で
週5-6本で1.29倍 (95%信頼区間1.00 to 1.68)
1日1本で1.45 倍(1.02 to 2.08)
1日2本以上で1.85倍 (1.08 to 3.16; P fortrend=0.002)
医療従事者を対象にした12年に及ぶコホート研究です。結果は年齢、BMI、アルコール摂取量、総カロリーで補正されています。フルクトース量で解析すると、きれいな量反応曲線がみられています。