本の紹介

医療は誰のものか

科学社会学と開かれた医療 - 地域医療日誌 by COMETにつづきます。 さて、もう一冊の本はこちらです。科学社会学の一分野、科学技術社会論(Science, Technology and Society, STS)入門ともいえる一冊をご紹介します。 科学は誰のものか―社会の側から問い直…

科学社会学と開かれた医療

科学(医学)はどこへ向かっているのでしょうか。これからご紹介する2冊の本を読んで、いろいろ考えさせられています。うまく文章に整理できるかどうか・・・。 たまたま同時期に手にした本でしたが、どちらも「科学社会学」の領域に関連するものでした。科…

感染症外来の帰還

外来診療をやっている医師で、実は感染症診療についてどこかで教わったわけではない、というあなた。きっとおすすめの一冊です。 感染症外来の帰還 posted with amazlet at 10.06.03 岩田 健太郎 豊浦 麻記子 医学書院 売り上げランキング: 6945 Amazon.co.jp…

身体診察のコツ

ジェネラリストのこれからを考える会企画、「レジデント・ノート」連載が本になりました。身体診察のコツについて、臨床第一線の中堅医師が執筆しています。 ぜひご一読を。 困りがちなあんな場面こんな場面での身体診察のコツ posted with amazlet at 10.08…

「敗北の官能」という学習

脳性まひ患者で障害を抱えながらも、小児科医となった熊谷さんの「リハビリの夜」を紹介します。 脳性まひの、障害者の身体感覚を言語化した、画期的著作ではないかと思います。ぜひ医療関係者はご一読を。 リハビリの夜 (シリーズケアをひらく) posted with…

N:ナラティヴとケア

遠見書房から「N:ナラティヴとケア」が創刊されました。------------------------------------------------------------◆ひととひととのかかわりと臨床・研究を考えるジャーナル◆N:ナラティヴとケア本誌は、「ナラティヴ」という言葉をキーワードに広がる…

きのうの神様

へき地医療を題材とした映画「ディア・ドクター」の取材をもとにしたストーリー。医療人ではない第3者からの視点で、へき地医療の現場がリアルに描写されています。 このようなへき地医療の記述はたいへん貴重なものだと思います。へき地医療のテキストにい…

新家庭医プライマリ・ケア医入門

「家庭医プライマリ・ケア医入門」が改訂されています。 新家庭医プライマリ・ケア医入門―地域で求められる医師をめざして posted with amazlet at 10.01.27 日本家庭医療学会 プリメド社 売り上げランキング: 2095 Amazon.co.jp で詳細を見る

地域医療 はじめの一歩

今月号のレジデントノートは地域医療がテーマです。------------------------------------------------------------レジデントノート 2010年2月号 Vol.11 No.11地域医療 はじめの一歩 地域医療の現場で起きていること,人が生まれ,生き,そして,死ぬ,とい…

プレゼンテーションはシンプルに

「プレゼンテーションzen」試しています。シンプルにしようとすると無駄が削ぎ落とされ、何を話したいのかが明確になるような気がします。 確かに文字が多いスライドは、ほとんど読めませんし、印象に残っていないですね。 さらに経験を積んでいきたいと思い…

研究以前のモンダイ

医学界新聞の連載が本になっています。構造構成主義の観点からの研究について、わかりやすく書かれています。看護研究をはじめる人だけでなく、これから研究をはじめるすべての医療従事者におすすめです。 研究以前のモンダイ 看護研究で迷わないための超入…

「人は死ぬ」それでも医師にできること

週刊医学界新聞の人気連載「センター長日記」が本になりました。発売中です。http://www.igaku-shoin.co.jp/bookDetail.do?book=59913「人は死ぬ」それでも医師にできることへき地医療,EBM,医学教育を通して考える著:名郷 直樹判型 A5 頁 260 発行年 2008…

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