2015-01-01から1年間の記事一覧

10年後の未来

地域医療ジャーナル1月号 10年前にさかのぼる 10年前をふりかえって 想定外の未来 地域医療ジャーナル1月号 私が発行責任者として執筆編集している、ウェブマガジン「地域医療ジャーナル」では、2016年1月号(2015年12月末発行予定)で特集企画を掲載いた…

全国がん登録開始で何かが明らかになる

ついに全国がん登録が開始 がん医療の新時代へ ついに全国がん登録が開始 2016年1月より、新たな「全国がん登録」が開始されます。これは、2013年に成立した「がん登録推進法」 *1に基づいて実施されるものです。 詳細はこちらの解説へどうぞ。 ganjoho.jp …

10年やりますか?

2007年のブログ開始から8年になります。 継続することにどんな意義があるのか、いまだよくわかりません。 ただ、今年に入ってからアウトプットが安定化しつつあります。日、水曜日の定期投稿の生活というか、リズムのようなものがやっとつかめてきたようで…

必要なエビデンスを必要な人へ

エビデンスバンクという構想のようなもの - 地域医療日誌 by COMETにつづきます。 情報収集代行? 情報氾濫時代にどう生きるか 夢の情報収集チーム 情報収集代行? 情報収集を代行してくれる人がいるといいな、と思ったことはありませんか? 「情報収集代行…

待望のあの手帳が発売―2016年の私の手帳術

華やかなる手帳コーナー アイディアは手書きで フランクリン・プランナー yPad 6 測量野帳 測量野帳のマンスリー 華やかなる手帳コーナー この時期、ロフトや東急ハンズなどのお店をぶらりとすると、手帳コーナーに圧倒されます。毎年新しい商品が発売され、…

石庭はただの石庭だ

季節は移ろう 石庭は何の象徴か ありのままをとらえる 季節は移ろう 地域医療ジャーナル、2015年10月号発行しました。ぜひ読者登録の上、ご覧ください。手前味噌で恐縮ですが、なかなかの内容になっていると思います。 cmj.publishers.fm 扉の写真は青森の市…

趣味としてのブロガー

本の紹介です。あの話題作を手にとりました。 いわゆる「村上主義者」かどうかはわかりませんが、作品をまとめて全部読んだ時期があり、どのように小説を書いているのか、その舞台裏に関心がありました。 職業としての小説家 (Switch library) 作者: 村上春…

エビデンスバンクという構想のようなもの

地域医療現場でエビデンスをもっと上手に使いこなすことができないだろうか?ということを、ずっと考えてきました。医療の現場でも、なかなかEBMの実践が普及していかないもどかしさもあります。 医療のユーザーとなる患者や一般利用者においては、情報収集…

故きを温めて

突然、過去記事のアクセスが増えていました。驚きです。 6年前にもなる記事のようなので、医療環境もちょっと今の状況とは違ってきていると思います。もちろん、私の働く環境も大きく変わっています。 それよりも何よりも、随分勢いだけで思うままに書いて…

データに弱い日本、メタボ健診でまたも事故

先日、驚きのニュースが報じられました。 国のデータベースのシステムの設計ミスのため、メタボ健診の効果の検証ができないという、深刻な事態となっています。 NHK NEWS WEBからの記事引用です。 このシステムは厚生労働省がおよそ28億円をかけて整備し、…

総合診療専門医、専門研修プログラム整備基準が公表

2017年度から新しい専門医制度がはじまります。今年医学部を卒業した医師から対象となる新制度は、旧来の専門医制度とは大きく異なるものです。 19の基本領域における専門研修プログラム整備基準が一般社団法人 日本専門医機構のウェブサイトで順次公表され…

3月11日、その時の女川

こちらの記事「震災の地に足を踏み入れて」のつづき記事です。 震災の地に足を踏み入れて - 地域医療日誌 by COMETwww.bycomet.com 東日本大震災当時の女川町の病院周辺の状況がわかるインタビュー記事がありました。以前に紹介した、この本に掲載されていま…

震災の地に足を踏み入れて

郷愁の念に駆られるように思い立ち、休暇の合間に時間が少しとれたこともあって、東日本大震災から4年以上たった今、はじめて宮城県の被災地に足を踏み入れました。 震災当時は手がけていた仕事もあり、なかなか現地に出向くことができませんでした。ただ、…

ブログ運営報告

久しぶりに、ブログ運営報告でもしてみたいと思います。 週2配信へ 忙しい日常業務の中で、なかなか継続的に記事を作成・公開していくことが難しいと感じています。日々ネタはあるのですが、いろいろ調べたことをまとめて出すには、時間と手間がかかります…

EBM講演会・ワークショップのご案内

講演会のご案内です。 毎年夏の恒例行事となっている、EBMを学ぶための「CMECワークショップ」。CMECジャーナルクラブ編集部主催で、今回6回目の開講となります。 ご案内はこちら。 第6回 CMECワークショップのご案内 | CMECジャーナルクラブ編集部 これまで…

訪問診療の医師を探すなら

これから自宅に訪問診療 *1 をお願いしたい、と思ったときに、「まずどこを調べればよいかわからない」という声をよく耳にします。 インターネットでも情報が散逸しており、適切な情報源になかなかたどり着けないことが多いようです。 そんなときには、まず…

新人記者をお迎えします

2015年3月に創刊させていただきました、ウェブマガジン「地域医療ジャーナル」についてです。 おかげさまで、順調に読者登録をいただいております。ありがとうございます。当初目標の読者50人を超えたため、新規記者登録をさせていただきました。 今回登録さ…

EBMの父を偲んで

地域医療に関わるブロガーらがつくる新しいスタイルのウェブマガジン「地域医療ジャーナル」のご案内です。 *1 その先の道へ / 地域医療ジャーナルcmj.publishers.fm 2015年07月号を発行したところではありますが、今月は臨時増刊「EBMの父を偲んで」の発行…

ジェネラルを師に学ぶ

本の紹介です。献本御礼申し上げます。 月刊誌「月刊地域医学」に掲載されたインタビュー記事120本の中から21本を選りすぐり編集されたものです。 ザ・総合診療医 地域医療を語り合った仲間たち posted with ヨメレバ 山田隆司 株式会社メディカルサイエンス…

少しずつ活動の輪を広げて

ブログをつなぐ場へ 世の中にはとても役立つ書籍や医学論文があります。地域医療の現場で、疑問をすぐに解決してくれるものもあります。 医学論文を要約してまとめてくれる二次情報も充実しています *1 。これらは短時間で検索できるため、忙しい地域医療の…

ここで何を実現しようとしていたか?

師匠の死から去来する思い EBMの父といわれる、David Sackett 師匠が2015年5月13日、80歳で亡くなられました。師匠が医療に絶大な功績をもたらしてきたことは、誰しも同意されるでしょう。 師匠とはいえ、私は実際にお目にかかったことはなく、本でその教え…

トランスサイエンス的問題に医療はどう向き合うか

またも、本の紹介です。ここは本の紹介ブログではなかったはずですが、最近ちょっと多いような気がします。 しかし、重要な関心テーマのようなので、あえて書いておきたいと思います。 ポスト3・11の科学と政治 posted with ヨメレバ 中村征樹 ナカニシヤ出…

地域医療の根幹部分へ

今回は論文ではなく、書評の紹介です。PDFにて閲覧可能となっています。 「健康第一」は間違っている *1 日本プライマリ・ケア連合学会理事長の丸山泉さんが、みなさんご存知のあの本の書評を学会誌に書かれています。 まだ読んでいない人は、ぜひどうぞ。 …

薬剤師のジャーナルクラブ シンポジウム

注目イベントのご案内です。 ツイキャスなどのインターネットサービスを活用して、EbMの勉強会を定期開催している、あの「薬剤師のジャーナルクラブ」 *1 *2 が、2015年6月につくばでシンポジウムを開催します。 普段、ツイキャスを視聴している人も、してい…

営利を目的としない4つの条件

どこまで非営利か? 医療法人は営利を目的として事業を行うことを禁止しています。この根拠について、確認しておきます。 この問題については、平成15年から17年にかけて厚生労働省で行われた「医業経営の非営利性等に関する検討会」の資料が参考となりまし…

EbM実践がわかる本

本の紹介です。著者からの献本、深謝いたします。 EbMがまだ実践できない人に 名郷直樹のその場の1分,その日の5分 作者: 名郷直樹 出版社/メーカー: 日本医事新報社 発売日: 2015/03/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る EbM(Evidence-b…

こどもの100年を見据えた診療

はじめにの衝撃 ふと、本棚にあった本を手にしました。随分前にざっと読んだおぼろげな記憶がありましたが、あらためてどんなことが書いていたのだろうと、最初のページをめくったところで、手が止まりました。 外来小児科初診の心得21か条 (総合診療ブック…

グローバル化だけが進む道ではない

本の紹介です。 日本語の科学が世界を変える (筑摩選書) 作者: 松尾義之 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2015/01/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 日本語を用いて科学的な考察や議論を深めることには、英語を用いた場合と比べて…

サイエンスカフェはサイエンスか

メディカルカフェ 先日、「地域医療ジャーナル」に掲載されたインタビュー記事で、「メディカルカフェ」という企画を取り上げました。 <a href="http://cmj.publishers.fm/article/7500/" data-mce-href="http://cmj.publishers.fm/article/7500/"&am…

往診カバンは何を使っていますか?

人気の無印派 在宅医療のモノ語り やはりビジネスバッグが主流? 往診カバン、その後 訪問診療に使用する「往診カバン」が少し古くなってきました。往診用として販売されていたカバンでしたが、やや大きく使いにくいところがありました。 新調するにあたって…

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