2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
麻疹の流行がおさまっていません。拡大傾向となっているようです。注意が必要です。 全国のはしか患者の報告数が今年に入って約2200人に上り、南関東を中心に流行の兆しが出ていることが、国立感染症研究所が26日まとめた速報値で分かった。 速報値に…
日本医学教育学会のHPに、「国民の皆さんへ」と題するメッセージが掲載されています。 日本医学教育学会主催、第34回「医学教育者のためのワークショップ」に参加した医学部・医科大学教員や研修病院医師から、よき医師を育てるために、医学生や研修医の教…
以前、高血圧のため低用量利尿剤を処方した方が、血液検査で尿酸値が少し高いという理由で、別の医師にAT1受容体拮抗薬へ処方変更されていました。サイアザイド系利尿剤は本当に痛風のリスクになるのでしょうか?Ann Rheum Dis. 2006 Aug;65(8):1080-3. Epub…
医道審議会のヒアリングに関する記事です。http://www.cabrain.net/news/article/newsId/14538.html 日本プライマリ・ケア学会の専門医として幅広い診療を行う医療法人母恋北海道家庭医療学センター所長の草場鉄周氏は2月13日、厚生労働省の「医道審議会医道…
個人の医療情報がGoogleで管理できる時代が来るのでしょうか。 かの有名なクリーブランドクリニックがGoogleのweb個人カルテと連動させたサービスの試験をしています。http://bits.blogs.nytimes.com/2008/02/21/google-health-begins-its-preseason-at-clev…
余裕がなく更新できませんでした。気を取り直して・・・Clin Chem. 2008 Feb;54(2):273-84. Epub 2007 Nov 26.Serum uric Acid and risk of cardiovascular mortality: a prospective long-term study of 83 683 austrian men.Strasak A, Ruttmann E, Brant …
腹部大動脈瘤の超音波スクリーニングについての論文です。診断に関する研究でアウトカムが死亡率で差が出ている(検査するだけで死亡が減る)ものは少なく、貴重な論文のひとつです。Ann Intern Med. 2007 May 15;146(10):699-706.A sustained mortality ben…
こんな研究を真面目にしている人もいるんですね。最近のCMAJに掲載された学術論文です。CMAJ. 2008 Jan 29;178(3):289-95. Breast size and risk of type 2 diabetes mellitus.Ray JG, Mohllajee AP, van Dam RM, Michels KB.http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pu…
速報です。 10251名が参加して行われているACCORD (Action to Control Cardiovascular Risk in Diabetes) 研究において、2型糖尿病の目標をHbA1c<6%とした強化治療群で、標準治療(HbA1c 7-7.9%)に比べて死亡が増えていることがわかり、研究が途中で中止さ…
研修医のうつ状態や燃え尽きと薬物誤投与との関連を調べた研究です。BMJ. 2008 Feb 7 [Epub ahead of print] Rates of medication errors among depressed and burnt out residents: prospective cohort study.Fahrenkopf AM, Sectish TC, Barger LK, Sharek…
自然気胸の方がおられました。5日前から胸部不快感があったとのこと。わずかに肺の虚脱がみられました。普段通り仕事もできるほど明らかに呼吸状態・全身状態が良好のため、そのまま注意深く経過観察することにしました。 治療の文献から、要約のみよんでみ…
Googleアラートで、2004年の週刊医学界新聞の生坂政臣さんの記事がひっかかってきました。興味深い一節があり、ご紹介します。「総合診療イノベーティング」再考https://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n2601dir/n2601_02.htm 一般に診断に関する総…
こんな論文が出ていました。 *1 JAMA. 2007 Dec 5; 298(21): 2487-2496. Antibiotics and topical steroid for treatment of acute maxillary sinusitis. Williamson IG, Rumsby K, Benge S, Moore M, Smith PW, Cross M, Little P. http://www.ncbi.nlm.nih…
以前紹介した伝染性単核症の方。発症から4週間以上経過しました。 しばらく運動制限していましたが、スポーツ選手のため大会を前にして練習に励みたいという希望があります。 軽度の肝機能障害と脾腫が依然として残っていますが、運動制限はどこまでで解除す…
今年から麻疹と風疹は診断から24時間以内に全数届け出が必要になっています。ご注意ください。http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/index.html 2008年1月1日から麻疹と風疹は、それぞれ全数把握疾患に変更されます。 全ての医療機関において、麻疹と風疹…
ビールなどのアルコール飲料が痛風発症に関係があることはよく知られていますが、ジュースに含まれるフルクトースが痛風発症の原因になっているのではないか、という研究がBMJオンラインに発表されています。BMJ, doi:10.1136/bmj.39449.819271.BE (publishe…
また日経さんからです。福井次矢さんのインタビューです。------------------------------------------------------------患者は“神様”? 悲鳴を上げる勤務医『医者のしごと』の著者 福井次矢聖路加国際病院院長に聞くhttp://business.nikkeibp.co.jp/articl…
在宅医療の重要性が叫ばれる中、このような研究が日本でも必要でしょうか。 J Am Geriatr Soc. 2007 Jul;55(7):993-1000. Increased satisfaction with care and lower costs: results of a randomized trial of in-home palliative care.Brumley R, Enguida…
厚生労働相の諮問機関の中央社会保険医療協議会(中医協)は1日、問診や病状説明を対象にした診療報酬について、所要時間が5分未満なら無料とすることを決めた。今年4月から実施する。これで年200億円程度の診療報酬が削減できる見通しで、患者の自己負担も…
いつも気になっていたことがACPジャーナルクラブに載っていました。ACP J Club. 2008 Jan-Feb;148(1):A08. Adding cost to NNT: the COPE statistic (Editorial).Maharaj R.http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18170986 NNT(治療必要数)とは、一人のイベ…