子供は犬に舐められても大丈夫でしょうか?

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  知人が犬を飼っている、という乳児を育てるお母さんからの質問です。

「犬に舐められることがあるのですが、大丈夫でしょうか?」
「何歳からなら大丈夫でしょうか?」

  何歳から?年齢はリスクになるのでしょうか?それよりも、犬からもらう病気は何だったか・・・。さっそくUpToDateで検索しました。

  すぐに参考になりそうなタイトルが見つかりました。
Camille N Kotton. Zoonoses from dogs. In: UpToDate, Basow, DS (Ed), UpToDate, Waltham, MA, 2012.
  Zoonosis(ズーノーシス、動物由来感染症)と呼ばれています。犬からのズーノーシスについて、危険因子には、以下のような記載があります。


RISK FACTORS — Health care providers should ask about pets when taking a medical history and formulating a differential diagnosis. .... New pets can pose more of a health risk because health history and vaccination records may not be known. Adult pets are generally safer than younger animals, since they are less likely to be involved in playful activities that include scratching and biting. Children are at highest risk for infection because they are more likely to have close contact with pets.

   小児は最もリスクが高い、とのことです。免疫不全宿主(Immunocompromised hosts)の場合には注意が必要とあり、以下のような記載があります。

Immunocompromised hosts — Groups at high risk for serious infection from pets include:
  • Persons with waning immunity (eg, older adults) 
  • Children less than five years old 
  • Pregnant women 
  • Immunocompromised patients with AIDS [60] and those without a functioning spleen or taking immunosuppressive therapy.

  免疫不全状態の患者だけではなく、高齢者、5歳未満の小児、妊婦なども注意が必要とあります。脾摘後もハイリスクです。(脾臓摘出後には肺炎球菌ワクチンを! - 予防接種の効果と害


  ここには特に根拠となる引用文献はついていませんでしたが、5歳未満の小児はハイリスクで注意が必要、とのことです。

  犬に舐められることで、唾液から感染するズーノーシスにはどんな病気があるでしょうか?

つづく

※記事内容は論文を紹介するものであり、一定の学術的な見解や治療指針を示すものではありません。詳細は原著論文をご参照ください。
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