アルツハイマーは10年で10倍に

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  認知症、特にアルツハイマー型認知症が増加しつづけています。

  「高齢化に伴うもので、これからも増加の一途を辿るでしょう」というのが一般的な解釈で、おそらくそれも一因だろうとは思います。

  それでは一体、どれくらい増加しているのか、確認してみましょう。表にしてみました。

厚生労働省 平性20年 患者調査
アルツハイマー病 総患者数(単位:千人)
 


アルツハイマーは10年で約10倍

  アルツハイマー病の総患者数は、それまでずっと横ばいから微増だった患者数が、平性8年から急激に増加していることがわかります。平成8年から20年の間で約10倍にもなっています。

  血管性認知症については、この期間では微増がみられますが、明らかにこの10年で認知症が増加したのは、アルツハイマー病と診断された人が増えたため、といえます。

  これまで日本では血管性認知症が多いとされてきましたが、今ではアルツハイマーが逆転しています。高齢化だけでは認知症がこれほど急激に増加したことは説明が難しいでしょうから、やはり啓発活動が盛んに行われました成果といえるかもしれません。

急増した原因は他にないのか?

  このような啓発活動が、あるいは薬物治療が、どのような効果をもたらしたのかについても、一度よく検討が必要だと思います。

  ただ、病気が急増した原因を製薬会社を中心とした啓発活動の成果と片付けるには、あまりにも科学的ではないように思えます。診断が過剰になされていないのかも、少し心配になります。

  そこで、アルツハイマー発症の危険因子には、医師が認知して診断すること以外にどのようなものがあるのか、調べてみることにしました。

つづく
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