今回は、質的研究に関する本を紹介します。
質的研究の科学としての位置づけについて、わかりやすく説明されています。
質的研究とは、この本の著書の高木さんの定義によると、
研究対象者(情報提供者)の心的存在である内的世界のある現象に関するテクストを、研究者が主観的に解釈し再構築(構造化)する研究
のことです。
竹田現象学や構造構成主義を支える構造主義科学論、ソシュールの一般言語学など、質的研究に取り組むには避けて通れない分野をふまえて、質的研究について簡潔に説明されています。
質的研究の入口として、興味のある方はどうぞ。