自閉症に肥満は多いか?

スポンサーリンク


  自閉症に肥満が多いのではないか?―この疑問について検索したところ、最近の横断研究が見つかりましたので、ご紹介します。

------------------------------------------------------------
Curtin C, Anderson SE, Must A, Bandini L. The prevalence of obesity in children with autism: a secondary data analysis using nationally representative data from the National Survey of Children's Health. BMC Pediatr. 2010 Feb 23;10:11. PubMed PMID: 20178579; PubMed Central PMCID: PMC2843677.

■3歳から17歳の小児のうち
■自閉症と診断されたことのある小児は
■自閉症と診断されたことのない一般的な小児に比べて
■肥満の頻度が高いか
■診断(頻度)、横断研究


■結果
肥満(該当する年齢・性別での95パーセンタイル以上)
自閉症30.4%、自閉症なし23.6%
オッズ比 1.42(95%信頼区間 1.00~2.02)
------------------------------------------------------------

  自閉症と診断されたことがある小児のほうが、やや肥満が多いという結果でした。

  電話による標本調査です。世論調査などで使用するRDD(Random Digit Dialing)を使っています。

  ランダムに選ばれた番号に電話し、
「これまで医師に自閉症と診断されたことがありますか?」
「お子さんの身長は?」
「お子さんの体重は?」
などと質問する調査です。

  実際に計測しているわけではなく、記憶をたどって調べていますので、正確な調査ではなく限界があるわけです。

  この調査でも、子供の身長(全体の9.9%)、体重(全体の3.6%)を親が答えられなかったため、調査から脱落しているようです。

Community Medicine Toolbox, Copyright © 2003, 2007-2017 地域医療ジャーナル