過敏性腸症候群に少量抗うつ剤

 
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 心の病が増えているようですが、過敏性腸症候群も増えているような実感があります。

Aliment Pharmacol Ther. 2008 Apr;27(8):678-84. Epub 2008 Jan 30.
Clinical trial: the effect of amitriptyline in patients with diarrhoea-predominant irritable bowel syndrome.
Vahedi H, Merat S, Momtahen S, Kazzazi AS, Ghaffari N, Olfati G, Malekzadeh R.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18248658

  • 54人のRome II クライテリアを満たす下痢主体の過敏性腸症候群に対して
  • 10mg amitriptyline(トリプタノールなど)を毎日内服すると
  • プラセボに比べて
  • 2カ月で症状は軽減するか

治療、ランダム化比較試験

結果
軟便(12% vs 28%)や残便感(8% vs 32%)はより改善した

 少量のamitriptylineでも有効であることを示したランダム化比較試験です。常用量は30-150mgですので、かなり少量です。
 過敏性腸症候群はプライマリケア(12%)や消化器科(28%)を受診する理由としては最も多く、生活の質を著しく落とし、仕事の休職率が高く、医療費がかかる健康問題である、とあります。

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