生活習慣改善で心血管疾患や死亡は減らない

 
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 生活習慣改善は心血管疾患や死亡を減らすのか?中国からの論文です。

Lancet. 2008 May 24;371(9626):1783-9.
The long-term effect of lifestyle interventions to prevent diabetes in the China Da Qing Diabetes Prevention Study: a 20-year follow-up study.
Li G, Zhang P, Wang J, Gregg EW, Yang W, Gong Q, Li H, Li H, Jiang Y, An Y, Shuai Y, Zhang B, Zhang J, Thompson TJ, Gerzoff RB, Roglic G, Hu Y, Bennett PH.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18502303

  • 境界型糖尿病の人に
  • 生活習慣介入(食事・運動・食事+運動)を行うと
  • 対照と比べて
  • 糖尿病発症、心血管疾患発症・死亡率、全死亡率、は減るか
  • 治療、ランダム化比較試験

結果(ハザード比) 
介入期間では糖尿病発症は51%減少、20年以上では43%減少
年間発症は介入群で7%、対照群で11%
20年の累積発症では80%、93%
心血管疾患や死亡には有意差がなかった

 生活習慣改善で糖尿病罹病期間は平均3.6年短くなりますが、心血管疾患や死亡にはかわりがないということです。糖尿病と診断されるのを予防しましょう、ということでしょうか?生活習慣改善を積極的にやったほうがよいのか本当にわからなくなります。
 それにしても境界型の大部分の人は将来糖尿病の診断を受けることになるということですね。診断基準っていったい何なのでしょうか。少なくとも診断基準は臨床アウトカムを反映するものではありませんね。誤解しないように使いたいです。

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