非定型抗酸菌症

 
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 先日のGafky3号は、PCRでM. intracellulareが検出されました。

 今回は発熱・咳などの自覚症状もあり、呼吸器科紹介としましたが、非定型抗酸菌は検出、即治療というわけではありません。


 診断基準も変わっていますが、治療も難しく、治療適応については議論があるところのようです。

Am J Respir Crit Care Med. 2007 Feb 15;175(4):367-416.
An official ATS/IDSA statement: diagnosis, treatment, and prevention of nontuberculous mycobacterial diseases.
Griffith DE, Aksamit T, Brown-Elliott BA, Catanzaro A, Daley C, Gordin F, Holland SM, Horsburgh R, Huitt G, Iademarco MF, Iseman M, Olivier K, Ruoss S, von Reyn CF, Wallace RJ Jr, Winthrop K; ATS Mycobacterial Diseases Subcommittee; American Thoracic Society; Infectious Disease Society of America.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17277290

2007 ATS/IDSAガイドラインでは
臨床診断(1.かつ2.)
1. 呼吸器症状、CXRにて結節影または空洞性病変、HRCTにて多発性気管支拡張像+多発性小結節影のいずれかがある
2. 他の診断が除外されている
微生物学診断(いずれか)
1. 2回以上の喀痰培養検査で陽性
2. 1回以上の気管支洗浄液培養で陽性
3. 経気管支肺生検にて組織学的特徴がみられて培養陽性、または組織学的特徴がみられて喀痰・気管支洗浄液にて培養陽性

治療適応については、
画像上の異常があり、矛盾しない呼吸器症状・全身症状がある
かつ
・複数の肺分泌物から中等度以上の微生物が分離され
または
・ひとつ以上の検体から肺実質の変化が病理学的に証明される

治療薬は
1. クラリスロマイシン(1000mg)またはアジスロマイシン(500mg)
2. リファンピシン(600mg)
3. エタンブトール(25mg/kg)
以上を週3回投与が標準治療となっているようです。

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