伝染性単核症の運動制限-脾破裂のリスク

 
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 以前紹介した伝染性単核症の方。発症から4週間以上経過しました。

 しばらく運動制限していましたが、スポーツ選手のため大会を前にして練習に励みたいという希望があります。

 軽度の肝機能障害と脾腫が依然として残っていますが、運動制限はどこまでで解除すべきなのでしょうか?

Clin J Sport Med. 2005 Nov;15(6):410-6. Determination of safe return to play for athletes recovering from infectious mononucleosis: a review of the literature.
Waninger KN, Harcke HT.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16278543

  • 伝染性単核症に罹患したスポーツ選手が
  • どのくらいの期間運動制限をすれば
  • 安全に復帰できるか
  • 予後、レビュー

結果
安全にスポーツに復帰できるための指標についてのエビデンスはなかった。発熱・脱水・自覚症状・触知する肝脾腫なしというのが現在のコンセンサスである。これらを組み入れた臨床判断では、競技に復帰するのは診断後1か月というのが安全な指標かもしれない。より研究が必要。

 

 脾破裂の発症は伝染性単核症の0.1%といわれていますが、重篤な合併症のため運動制限解除には慎重になってしまいます。USを用いた肝脾腫が指標になるかどうかについては、わかっていないようでした。

 

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