知っててよいことと知らなくてよいこと-頭部MRIの偶発所見

 
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 精査すればするほど、知らなくてよかったことまで見つかってしまいます。無症候性脳梗塞はよくみられる偶発所見ですが、いったいどれくらいあるのでしょうか?

N Engl J Med. 2007 Nov 1;357(18):1821-8. Incidental findings on brain MRI in the general population. Vernooij MW, Ikram MA, Tanghe HL, Vincent AJ, Hofman A, Krestin GP, Niessen WJ, Breteler MM, van der Lugt A.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17978290

  • 2000人の健常人(平均63.3歳、45.7 -96.7歳)に
  • 頭部MRI検査を行うと
  • 偶発所見がどれほど見つかるか
  • 診断、横断研究

結果
無症候性脳梗塞 7.2%
脳腫瘍(良性) 1.6%
脳腫瘍(悪性) <0.1%
脳動脈瘤 1.8%
 

 脳梗塞は7.2%も見つかるんですね。見つかってしまうと、何かしなくてはならないと考えてしまいがちです。しかし、無症候性脳梗塞を放置した場合にはどうなるのでしょうか。判断するにはもっと情報が必要でしょう。
 検査する場合には、知らなくてもよいことが見つかる可能性についてもよく考えて行いたいものです。

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