NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は心筋梗塞を増やす

 
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「かぜがよくならないんです。」クリニックで治療を受けていた患者さん。
「診断はかぜだと言われていたのですが。」処方薬を見せてもらったところ、なんと14種類の処方!!
総合感冒薬、抗生剤、咳止め4種、NSAIDs・・・
結局、気管支喘息だったのですが、すべての処方薬を中止し、ステロイド投与で著明に改善しました。
かぜにNSAIDsは安易に処方されていますが、いったい大丈夫なのでしょうか。

Arthritis Res Ther. 2006;8(5):R153. Risk of acute myocardial infarction with nonselective non-steroidal anti-inflammatory drugs: a meta-analysis. Singh G, Wu O, Langhorne P, Madhok R. PMID: 16995929

  • NSAIDsを処方されている人を
  • 経過観察すると
  • NSAIDsを処方されていない人に比べて
  • 急性心筋梗塞は増えるか
  • 予後(害)、メタ分析(ケースコントロール・コホート研究)

結果
1.19倍心筋梗塞を増やす[95%信頼区間1.08-1.31]
ジクロフェナック(ボルタレンなど)1.38倍[1.22-1.57]
イブプロフェン(ブルフェンなど)1.11倍[1.06-1.17]
ナプロキセン(ナイキサンなど)0.99倍[0.88-1.11]

非常によく使われている薬剤ですが、こういった害に関する情報は製薬会社からはなかなか提供されてきませんね。

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