医療の構造と文脈

閉経の語り

「そろそろ生理が来なくなって・・・ついに先月止まったんです。」 外来でそんな場面がありました。ご自分の症状がそのせい(更年期障害)ではないか、ということで話されたのですが、閉経は50歳前後の女性が経験する頻度の高い健康問題のひとつでしょう。 …

文脈依存性アプローチの限界

ALS患者を介護するという文脈 文脈を大事にするということの限界 文脈に依存する医療 文脈依存性と非依存性 ALS患者を介護するという文脈 「逝かない身体 ALS的日常を生きる」を読みました。 ALSとは筋萎縮性側索硬化症という神経系の難病です。ALSにかかる…

費用対効果を真剣に考えよ

英国のNICEが産経新聞で紹介されています。 NICEとは英国立医療技術評価機構(National Institute for Health and Clinical Excellence)のこと。診療ガイドライン、診療の標準化、国内データベースなどを通して、医療・予防サービスの向上をはかるための国…

医師とは何をする人ぞ(3)

「医師とは何ができる仕事か?医師不足ではそれが問われる。」 「他の職種ができることは代わってもらえばいいのか?代わってもらえる部分は?代われない部分は?将来医師にはどんな能力が問われるのか?」 以前、Twitterでこのようにつぶやいたところ、いく…

医師とは何をする人ぞ(2)

引用、つづきます。 ------------------------------------------------------------ 医師不足という“病気”の危機的状況を憂える 残念ながら、現在働いている医師たちに、増え続けるNPを無理なく組み込む方法はない。なぜなら医療従事者と患者の関係は一対一…

医師とは何をする人ぞ(1)

Forbes.com記事「医師不足という“病気”の危機的状況を憂える」が日経BP netにて紹介されていました。米国の内科開業医の声ですが、日本での医師不足問題に対しても貴重な示唆をもたらすと思われ、一部を抜粋しながらご紹介します。-------------------------…

医療のコトバ、司法のコトバ(3) 判例に基づく医療

防衛医療(defensive medicine)、判例に基づく医療と呼ばれることもあるようです。訴訟リスクが医療現場に大きな影響力を持ってきていることは間違いなさそうです。 Wikipediaに防衛医療の診療方針が紹介されています。-------------------------------------…

医療のコトバ、司法のコトバ(2)

医療訴訟の判例集を探してみます。よいサイトがあればおしえてください。 加古川市民病院事件について取り上げたサイトがありました。------------------------------------------------------------加古川心筋梗塞訴訟(加古川市民病院事件)医療裁判、医療訴…

医療のコトバ、司法のコトバ

加古川市民病院事件に関するインターネット・ブログの言論について、兵庫医療問題研究会から声明が出ているようです。------------------------------------------------------------兵庫医療問題研究会 声明(概要)2009(平成21)年4月24日声明(概要)第1…

加古川市民病院、現場に波紋今も (2)

加古川市民病院、現場に波紋今も (1) - 地域医療日誌 by COMETにつづきます。 「新小児科医のつぶやき」には、判決文が紹介されています。 http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/2007073112時ごろ自宅で発作。家族がY病院に電話し,Y病院看護師が「心筋梗塞と思わ…

加古川市民病院、現場に波紋今も (1)

加古川心筋梗塞事件について、調べてみました。神戸新聞9/20より加古川市民病院、急患死亡で敗訴 現場に波紋今も 昨年四月に言い渡された一つの判決が医療現場に波紋を広げている。加古川市の加古川市民病院が、心筋梗塞(しんきんこうそく)の急患に適切な…

大野病院事件 無罪判決

大野病院事件判決要旨 福島地裁http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008082001000750.html 本件では、胎盤はく離を開始後にはく離を中止し、子宮摘出手術などに移行した具体的な臨床症例は検察側からも被告側からも示されていない。検察側証人の医師のみが検…

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